映画

「ハンターキラー~潜航せよ~」のあらすじと感想。ロシアのクーデターを阻止!

ハンターキラー

攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーと特殊部隊ネイビーシールズの最強タッグで挑むほぼ不可能なミッション!ロシア大統領をアメリカが救出するという何とも斬新なストーリーがおもしろく、なんといっても見てる側が息を飲むほどのスリルを体験できる素晴らしさ♪

まだ見たことない方は絶対見てみてください!

攻撃型原子力潜水艦「ハンターキラー」

ロシア領バレンツ海にて、アメリカ合衆国海軍潜水艦タンパベイはロシア連邦海軍潜水艦を追跡していた。

ロシア潜水艦が救難信号を出した事でそれを確認をしようとすると、隊員が不思議な音を探知。その音の正体が分からぬまま、突如として魚雷の攻撃を受けタンパベイは消息を絶った。

知らせを受けた海軍上層部は、救出と調査のために海軍中佐ジョー・グラスを率いて攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーの現地派遣を決定する。

グラスはスコットランドの山奥にて休暇を満喫していたが、現地に訪れた軍より極秘命令を受け、ハンターキラー副長であり海軍少佐のブライアン・エドワーズ及び海兵隊員たちと共に任務につく。グラスは海軍士官学校の出身ではなく、いわゆる叩き上げで現在の地位を築いており、仲間内からも噂になっていた。

特殊部隊「ネイビー・シールズ」

一方、対策本部へやってきたNSA局員ジェーン・ノーキストは、海軍少佐ジョン・フィクスの元を訪れた。

情報が欲しいとフィクス少佐へ申し出るが断られてしまい、仕方なく自分が得た情報を渡すことに。

それは、ロシアのザカリン大統領が事件の直前、ドゥロフ国防大臣と会合するため出かけていたということだった。潜水艦タンパベイの襲撃とタイミングが合い過ぎており、偶然の一致ではなさそうだとフィクス少佐も疑う。

フィクス少佐はザカリン大統領の動きを把握するため、偵察部隊の派遣をチャールズ・ドネガン海軍大将へ依頼。ビル・ビーマン率いる特殊部隊ネイビー・シールズをロシアへ向かわせた。

ザカリン大統領とドゥロフ国防大臣

グラス艦長率いる潜水艦ハンターキラーはロシア海域へ到着。タンパベイが消息を絶った周辺をカメラで偵察すると、大きく穴の空いた艦体と亡くなっている隊員たちを発見した。

すると、タンパベイが探知した音と同じ音をハンターキラーも探知。すかさず警告音が鳴り響き、魚雷の攻撃を受ける。グラス艦長の指示のもと、攻撃を回避する艦体。スキャンすると氷河の下に隠れているロシア潜水艦を発見した。

ハンターキラー側も魚雷を発射し、見事敵艦の撃沈に成功する。その頃、ロシア司令部に到着したザカリン大統領とドゥロフ国防大臣は、部下の隊員よりアメリカ潜水艦による攻撃でロシア潜水艦が撃沈した旨の報告を受けた。即刻反撃に出ようとするドゥロフ国防大臣に、ザカリン大統領はアメリカ大統領アイリーン・トヴァーとまず話をすると言う。

クーデター

ハンターキラーは新たに別の音を探知。先程とは違う音に耳をすますと、沈没させたロシア潜水艦に生存者がいることが分かった。隊員はみな、仲間を殺したロシア人の救助を拒んだが、グラスは断固として助け出すことを貫き通した。

グラスの命令で2人の隊員が探査機で敵艦へ救助に向かう。そこで海底で凍えていたセルゲイ・アンドロポフ艦長を含む3人のロシア人を確保した。

時同じくして、ロシアに派遣されたネイビーシールズ部隊が現地へ到着。水中よりカメラを出して様子を伺う。すると彼らの目の前でドゥロフ国防大臣がクーデターを起こし、ザカリン大統領の身柄を拘束。SPたちは殺された。

部隊から届いた映像を見たアメリカはロシアでのクーデターを確認。アメリカのトヴァー大統領はドネガン海軍大将及び上層部と共に緊急会議を行い、フィクス少佐の提言によりザカリン大統領の救出作戦を決行することが決まった。

大統領救出作戦始動

本部よりザカリン大統領とネイビーシールズ部隊4人の救出を命令されたグラス艦長は、先程保護したロシア人たちへ協力を求める。

クーデターを起こしたドゥロフ国防大臣は上官に当たるため、自分たちの命も危ないと最初は拒んだセルゲイ艦長だったが、長い間海に潜っている孤独感は我々にしか分からないというグラス艦長の言葉を聞き、アメリカへの協力を申し出た。

こうしてハンターキラーは、多数の罠が張り巡らされたロシア海域へと侵入する。一方ロシア本土では、ネイビーシールズ部隊が作戦の指示を受け、大統領救出およびハンターキラーで脱出する作戦に出ようとしていた。

しかしその途中、ロシア軍に見つかりそうになり何とか逃げるも、隊員の1人が脚を銃で撃たれ負傷してしまう。

本当か罠か

フィヨルドの海域には多数のソナーがひしめいており、セルゲイ艦長の指示のもとハンターキラーは先を進んでいた。途中、進行方向が行き止まりになっている事に気づいたグラス艦長の部下が、不審に思い指示を求める。

しかしセルゲイ艦長の答えは「まっすぐ進め」だった。セルゲイ曰く、地図に載ってない通り道があるとのこと。果たしてこれは罠なのではないか…。

仲間を殺した敵艦の艦長の発言を全く信じず、敵意剥き出しの隊員たち。しかし、グラス艦長はセルゲイ艦長の目をしっかり見つめ「私は信じる」と言った。そのまま進むと、セルゲイ艦長が言った通りの抜け道があり、なんとか地雷を踏まずに通り抜ける事ができたのだった。

大統領救出成功

ネイビーシールズ部隊長ビーマンは、負傷した隊員を置いて仲間たちと海へと向かう。必ず迎えに来るから何とか生き延びろと言い残し、去っていった。

途中、ザカリン大統領のSPに出会い、大統領が拘束されている場所まで案内してもらう。ロシア軍に扮したビーマンたちが監禁部屋までたどり着いたが、激しい攻防戦に発展。

何とかザカリン大統領の救出に成功するも、すぐまた追手が近づいていた。するとこの場所まで案内してくれたSPはたった1人部屋に残り、爆弾を使って身を挺して敵の行先を阻んだ。大統領を保護しながら逃走する部隊は、途中ドゥロフの部下の攻撃により1名命を落としてしまうも、海に飛び込み何とか逃れる。

夜が明けて陸へ上がるも、敵からの攻撃は続いていた。途中ついにザカリン大統領が被弾し絶体絶命になると、脚を負傷し待機していた隊員が援護し助けることができた。

緊迫

大統領を連れた部隊は、ハンターキラーとの合流場所である海岸へ向かった。そこでも容赦ない撃ち合いが続き、またしても1名が命を落とす。部隊長ビーマンは大統領を救難艇に預けると、1人引き返し残った仲間の救出へ向かった。

アメリカ軍によりザカリン大統領が救出されたと知ると、ドゥロフ国防大臣は駆逐艦隊を出撃させ撃墜を試みる。しかしグラス艦長の指示により何とか攻撃を避けることができた。これを映像で見ていたドネガン海軍大将は、ロシア大統領を死なせてしまった挙句に戦争まで始まったら、ドゥロフ国防大臣の思惑通りになると憤慨。

それにより、ロシア軍に対抗すべく、アメリカは米国北大西洋艦隊を出撃させる。その動きを察知したドゥロフはロシア連邦海軍北方艦隊を出撃した。

ミッション完了

魚雷の攻撃を受けたハンターキラーは一部が水没し火災が発生。海底に身を潜めたものの、駆逐艦隊にロックされてしまう。

敵船に乗っている隊員すべてを指導してきたセルゲイ艦長に、攻撃の中止を説得させるグラス艦長。ザカリン大統領の声も直接届けると、怖気づいた隊員たちは攻撃を中止。

しかし敵艦長はこれに応じずドゥロフへ報告すると、ドゥロフはハンターキラー目掛けてミサイルを発射した。ドネガン海軍大将より反撃命令が出るが、グラス艦長はセルゲイ艦長を信じ、反撃はせず説得を続けさせる。

するとセルゲイ艦長の言葉を聞き、信念に従った敵の隊員たちが、ハンターキラー着弾寸前にミサイルで迎撃。そしてドゥロフがいる司令部へ向けてミサイルを発射し、ドゥロフ共々爆破した。ドゥロフ及びその仲間たちによるクーデターは鎮静化し、アメリカとロシアによる戦争は避けられた。グラス艦長はセルゲイ艦長とザカリン大統領へ別れを告げ、アメリカへ引き返す。

「ハンターキラー~潜航せよ~」総合評価

★4.5

最初から最後までハラハラドキドキが止まらないスリル満点の映画です!見終わった後に気分スッキリしたい方にとてもオススメ。主人公グラス艦長役ジェラルド・バトラーの重鎮感と、ちょっと無謀なところはあるけども、この人になら安心して付いていきたいと思わせる理想の上司感もあり、この映画のキャスティング最高だったなと思った映画でした。個人的にジェラルド・バトラー大好きなのもあり、彼の映画は何作も見ていますが、やはりここでも頼れる味方役が輝いていましたね♪