監督はジェームズ・マンゴールドで、2001年「バニラ・スカイ」以来のトム・クルーズとキャメロン・ディアスの共演です!トムのハンサムな甘いマスクと、キャメロンの可愛らしい笑顔が輝くこの作品。アクションコメディとなっており、幅広い世代で楽しめます!
総製作費1億ドル以上の超ド派手な演出もお楽しみに♪
出会い
ジューンは父親が亡くなった後、車の修理工場を継ぎ妹の面倒を見ていた。
そんな中、妹エイプリルの結婚が決まり、ジューンは結婚祝いとして父親が大事にしていた車をプレゼントすることを計画している。車を完成させるべく部品を持ち、結婚式に出席するため空港に来ていた。
するとエスカレーターをあがった所でハンサムな男ロイとぶつかる。ジューンの倒れたスーツケースを起こし謝るロイ。2人はその場で別れ、ジューンは搭乗手続きを済ませた。搭乗口へ向かう途中で再びぶつかったジューンとロイ。奇遇だと笑いながらその場をやりすごす。
そしてジューンが乗る予定のボストン行きの飛行機が搭乗を開始。ジェーンがチケットを見せるもリストに名前がないと言われてしまう。
妹の結婚式があると食い下がるも掛け合ってもらえない。そんな中「物事には理由があるものだよ」と笑顔を見せながらロイがボストン行きの飛行機へ乗り込んでいった。
狙われるロイ
仕方なく諦めるジューン。その様子を、空港の監視カメラを使ってCIAが監視していた。ターゲットはロイ。そのロイが2度も接触した女性は一体何者なのか。情報を探るべくジューンをロイと同じ飛行機に乗せるようCIAが手配した。
椅子に座っていたジューンに声をかけ、空港スタッフが搭乗させる。ジューンが飛行機に乗り込んできたのを見て驚くロイ。
近くの席に座ったジューンは、明日結婚式の衣装合わせがあることや、週末に妹の結婚式に出席する予定などの世間話をした。
そしてジューンはトイレに立つと、トイレの中でハンサムなロイをどう口説こうか作戦を練る。その間、数名の乗客とCAが一斉にロイへ襲い掛かっていた。1人ずつ狭い機内の中で倒していくロイ。最後に副機長がコックピットから出てくると銃口をロイへ向ける。ロイは落ちていた銃を拾い副機長を撃つが、その拍子に副機長が機長を撃ってしまった。
敵を全員倒したところで何も知らないジューンがトイレから出てくる。
緊急着陸
2人分のお酒を持ってジューンを待っていたロイを見るなり熱いキスをする。初動は成功!そんな自信に満ちたジューンへロイが話しかける。
少し問題があったが対処したこと、そしてこの飛行機を着陸させなければならないことをジューンに丁寧に説明した。しかし何かの冗談だと思っているジューンはただこの場を楽しんでいる。
すると急に機体が傾き、座らされていた遺体が通路に次々と落ちていく。そしてからっぽになったコックピットのドアが開いた。ただ事ではないジューンはパニックになるが、ロイは操縦してくると言って奥へ行ってしまった。後を追うジューン。
高度が下がり続けた機体はアラートが鳴り響いており、近くの畑に不時着することにしたロイ。そして無事とうもろこし畑に着陸した。
機体から降りたロイは自信が負った傷の手当をしている。その間もジューンは相変わらずパニック状態。ロイは落ち着かせるためジューンに小瓶に入った酒を勧めた。それをジューンは一気に飲み干す。そしてロイは言った。
自分(ロイ)のことを聞かれたら知らないという事、安心・安全・保証という言葉をやたら使ってくる連中の車には絶対乗らないこと。これをジューンに復唱させ約束した。するとジューンは気絶。先程の酒には薬が入っていた。
夢か現実か
翌朝、自分のベッドで目を覚ましたジューン。昨夜の出来事は夢なのか現実なのかよく分からないままリビングへ行く。すると朝食が用意されており、ロイのメモ書きがあった。
するとインターホンが鳴る。玄関へ向かうと扉には「何も言うな」と、ここにもロイのメモ書きがあった。ドアを開けると消防士で友人のロドニーがいた。
彼は昨夜起きた飛行機事故の件で、その飛行機にジューンが乗っていたのではと心配になり様子を見に来たのだった。
やはりあれは夢じゃなかったと悟ったジューンは、飛行機には乗っていないと嘘をつく。そして結婚式の衣装合わせにやってきたジューンは、ウエディングドレスを試着していた妹のエイプリルと楽しく話していた。
その時、ガレージに置きっぱなしの父親の車の話になる。それをプレゼントすると口にしようとしたジューンだったが、エイプリルは車の処分を考えていると聞きショックを受けるジューン。すると建物の外から、駐禁を切られそうな車があると男が声を掛けてきた。
再会
ちゃんとお金を入れたのに…と不満げに車の元へジューンが急ぐと、すぐさま数人の男たちに囲まれる。そこにCIAのジョン・フィッツジェラルドがいた。
ジョンはFBIを装いロイが危険人物だと話す。そして説明するから車へ乗るようジューンに言い、ジューンは仕方なく車に乗った。途中で別の車に乗り換えると、別の男が後部座席に座っている。彼は「あなたはもう安全です」と繰り返し言ってきた。
ジューンは昨夜、ロイに安心・安全・保証と行ってくる奴に警戒するよう言われていた事を思い出し、不安になる。車を止めて欲しいと頼むも聞いてくれない。
するとその瞬間、隣の男と運転手が何者かに撃たれ死亡する。すかさず暴走した車のハンドルを必死に握るジューン。そして何やら車の屋根に衝撃を感じたかと思うと、ロイが顔を出した。そのまま運転席に乗り込むと追っ手を次々にやっつけるロイ。
一旦車を停め、ここで待つようジューンに言うが、ロイが敵と交戦している間にジューンは逃げてしまった。
ロドニーへ助けを求めるも…
恐怖にかられたジューンはひたすら走り、バスに飛び乗る。ジューンはロイをヤバい奴だと思っていた。しかし次の停留所でバスが停まると、どこからやって来たのかロイが乗り込んできた。すかさずバスを降りるジューン。
そして友人ロドニーが勤務する消防署へ行き助けを求めた。ロドニーはジューンをレストランへ連れていき話を聞く。何もかも洗いざらいブチまけたジューンだったが、ロイは飛行機事故のショックのせいで混乱しているだけだと真剣に取り合ってくれない。
そこへ再びロイが登場。今度はジューンを人質に取り、店を後にした。途中、ロドニーが勇敢にもロイに挑むが、足を撃たれて撃沈。ジューンは撃つなんて酷すぎると怒り心頭だったが、ちゃんと警告したのに追いかけてきたロドニーが悪い、それに彼はきっと出世すると全く気にしてないロイ。
そしてロイは、そもそも忠告したのに飛行機に乗ってきた君が悪いと注意する。忠告された覚えはないというジューンに「物事には理由があるものだよ」ってちゃんと言ったというロイ。ジューンは呆れて「そういう時は、ジューン!この飛行機に乗ったら危ない」って言ってよと怒った。
ロイが守っているもの
仕方なく狙われてしまったジューンを守ろうとしているロイも、さすがに拒絶され続け我慢の限界がきたのか、一緒にいるかいないか選べとジューンへ選択肢を与える。別の車に乗り換える準備をしているロイを見つめ、結局ついていくことにしたジューン。
途中立ち寄った店で、ロイが起こしたレストランでの事件がニュースで放送されていた。消防士が撃たれながらも勇敢に戦ったと、ロドニーが街のヒーローとして取り上げられている。その様子を見てジューンは微笑んだ。そして移動する車中で、ロイは自分のことについて話し始める。サイモンという青年が作った、永久に使える革命的な電池「ゼファー」を悪者から守っていると。かつては相棒と2人で守っていたが、ある日相棒がゼファーを武器商人へ売り渡そうとしている裏切り行為が発覚し、それ以来、ロイがたった1人でサイモンを守っていた。
襲撃
2人はサイモンと合流するため隠れ家へやってきた。しかしロイたちが約束の時間に遅れたため、サイモンは伝言を残し先に行ってしまっていた。ロイたちも次の約束場所へ急ごうとするも、敵に見つかり隠れ家で攻撃に合う。
ジューンが再度パニックを起こし、闘いながらジェーンを守れないと判断したロイは、ジューンに再び薬を飲ませ眠らせた。
ジューンが目を覚ますとどこかの島だった。海から捕った魚を持って戻ってくるロイ。
ふと自分の身体を見ると、ビキニを着ていた。どうしてビキニを着ているのかロイを問いただすと「僕は暗闇のなか安全ピンとチョコだけで銃を組み立てる訓練を受けている。裸を見ずにビキニを着せることくらい簡単だ。まぁ、少し見たけど」と説明し、ジューンはロイに殴りかかる。あっさりかわすロイだったが、ジューンは、そのまま怒ってどこかへ行ってしまった。
謎の場所
ジューンが草木の中を進んでいくと、携帯に何やら通知が来た。よく見るとロイの携帯だ。そこにはある住所が書かれており「移動を検知」と表示され家の写真が映っている。すると今度はジューンの携帯が鳴った。妹のエイプリルからだったが、電波が悪くすぐ切れてしまった。
仕方なくそのまま茂みを進むと、海に出る。ここは海に囲まれた孤島だった。仕方なくロイの元へ戻るジューン。すると戦闘機が辺りを浮遊し、攻撃をしかけてきた。
急いで逃げるロイとジューン。自分の携帯は探知されないはずだと不思議がるロイに、妹からかかってきた電話に出てしまったと白状するジューン。
そのまま隠してあったヘリに乗ろうとするも、ジューンはこんなものには乗れないからまた眠らせてくれとロイに頼む。もう薬は使うなって言ったからと、首根っこを掴みジューンを再び眠らせた。
サイモンに扮した殺し屋
再びジューンが目を覚ますと、アルプス・カパール山脈を走る列車の中にいた。ロイを探し車内を歩くとカウンターバーがあり、そこで朝食をとることにする。
注文したものを待っていると男が話しかけてきた。サイモンだと思い込んでしまったジェーンはゼファーの事を話してしまう。その時、ジューンは靴の裏に付箋がついているのに気づきメモを見ると、サイモンと合流したとロイからのメモが書いてあった。
目の前にいる男がサイモンではないと知ったジューンは急いで逃げる。男も後を追いかけてきた。行きついた先は行き止まりの厨房。男は殺し屋だったが、途中で助けに来てくれたロイのお陰で何とか倒すことができた。
ロイの裏切り…
その後、オーストリアの高級ホテルにチェックインした3人。ジューンはロイをルームサービスでのディナーに誘った。
しかしロイには何やら他の約束がある模様。戻ったら一緒に食事をしようと約束した。ジューンは部屋から出るなと言われていたが、ロイがおめかしして会いに行った人物が気になり後をつける。ロイは美人な女性と待ち合わせをしていた。2人の会話を盗み聞きするジューン。
すると、ロイはゼファーを売り渡す話を女を通じて武器商人のアントニオ・キンターナとしはじめた。それを聞き、自分はずっと騙されていたとショックを受けるジューン。その後、ジューンを監視していたCIAの車に出迎えられ、イザベル・ジョージ長官と面会する。ジョージ長官は、ロイはCIAの工作員であったが、仲間を裏切ったと今までの経緯を話す。
確保のための協力
そして長官はジューンとロイが初めて会った場所、空港でぶつかった際の映像を見せた。
そこには、1回目の接触でジューンのスーツケースにゼファーを隠し、2回目の接触でスーツケースからゼファーを取り出すロイの姿が写っていた。誰を信じたらいいのか分からなくなったジューン。長官はジューンに、彼は嘘をつくのが仕事。一緒になって幸せに暮らすといった考えは捨てたほうがいいと助言した。
そしてその場に同席していたロイの同僚ジョン・フィッツジェラルドは、ロイ確保のための協力をジューンに求める。何をすればいいのか聞くジューンに、発信機の付いたペンを渡した。
ロイとゼファーを確認できたら、ペンを1度カチっと押す。そうすればすぐに特殊部隊が突入する計画のようだ。それを聞きジューンは承諾した。
全てが崩れた瞬間
ロイが用事を済ませジューンの部屋へやってきた。ジューンは約束どおりディナーの用意をしてロイを出迎える。テーブルの上にはフィッツジェラルドに渡されたペンが置いてあった。ロイがシャンパンを冷やしていた容器へゼファーを入れると、瞬く間に氷が溶け始める。
どんどん熱くなっているゼファーに疑問を抱いていた。そしてジューンはロイに今まで何をしていたのかを聞く。一瞬間をあけ、ロイは嘘をついた。
その瞬間、ジューンはペンのスイッチを入れる。それを見ていたロイは全てを悟り「残念だよ…」というと、一瞬にして特殊部隊が部屋へ突入してきた。ゼファーを確認するも、既に持ち去られている。ロイは部屋から逃走し、サイモンはCIAに連行されていった。
気になっていた場所へ
ほどなくしてロイが見つかり、ジューンは長官と共に現場へ急行する。屋根の上を渡って逃げるロイを特殊部隊が必死に追いかける。そしてロイを遂に際まで追い詰めた。そしてロイ目掛けて数発発砲。被弾したロイは川へ落ちた。
少し胸が痛くなるジューンだったが、そのまま帰国し、予定していた妹エイプリルの結婚式に出席した。日常に戻ったジューンはロイのことを思い出す。そして、以前ロイの携帯に通知が来ていた家に何か手がかりがあるかもしれないと、ネットで検索する。するとジューンのところから車で1時間ほどの距離にあることが分かった。
ジェーンは急いで車を走らせた。目的の家につき窓から中を除くと、住人に見つかり不審者扱いされたジューンは銃を向けられてしまう。するとその奥さんと思わしき人に助けられ難を逃れた。
作動したスプリンクラーでびしょ濡れになったジューンを夫人は家に招き入れてくれる。てっきりここがロイのアジトかと思っていたジューンは、ロイ・ミラーについて夫妻に質問した。
きっとここは…
そんな奴は知らないと言われてしまうが、この人は何でも忘れてしまうからと冗談めかして夫人が笑う。実は宝くじの高額当選が2回もあったのに、買った記憶がないという。その他にも、身に覚えのない贈り物が届いたりしたんだとか。
そして2人にはひとり息子がいたことも話してくれた。亡くなってしまったが、潜水が得意な子だったと。一通り話を聞いたジューンが家を後にしようと席を立つと、暖炉の上にロイそっくりな若かりし青年の写真が飾ってあった。
ジューンはロイが仕事のために家族を捨て、そしてそれからもずっと両親を見守ってきたことを悟る。ロイは撃たれたあと川に落ちたが、潜水が得意なロイはきっと今もどこかで生きているはずだと確信し、ロイに会いたくなったジューンはすぐさま行動に移す。
再会を願い
ジューンはすぐさま携帯を使い「この電話を盗聴している人たちへ。ゼファーは私が持っている。」と自分の携帯宛にメッセージを残した。そして待ち合わせ場所にやってきた一味にわざと拉致される。
ジューンを連れ去ったのはアントニオ・キンターナ率いる武器商人の連中。ジューンは気づくと一味のアジトに連れてこられており、椅子に縛りつけられていた。
そして真実を話す効果のある薬物を打たれる。たちまちハイになったジューンはロイへの熱い想いをペラペラと語り始めた。ロイが裏切ったように見せかけたのは、安全に帰国し妹の結婚式に出席させるためだと。
ロイのことばかり話すジューンに、ゼファーのありかを聞きたいキンターナはしびれを切らし、どこにあるのかとジューンに聞く。
しかしジューンは「ゼファーは持ってない。ロイに会いたくて嘘をついた」とバカ正直に言ってしまう。するとキンターナは、もう用済みだと部下たちに後始末を命令した。
全ての黒幕
ロイの同僚であるフィッツジェラルドは、サイモンを護送中に同乗していた同僚を殺害。ゼファーは手に入らなかったが、代わりに制作者のサイモンを連れて行くとキンターナに約束し、この場所へ来ていた。
そう、全ての黒幕はこのフィッツジェラルド。彼はCIA長官に嘘をつき、ロイを悪者に仕立てあげていた。一方、ジューンの始末を任された部下がジューンを別の場所へ運んでいると、読み通りロイが助けに現れる。
再会できて嬉しいジューンと、敵からの攻撃をよけるのに必死なロイ。ハイになったジューンは「せっかく再会できたのになんだか嬉しくなさそう」と言うと、ロイはまっすぐジューンのもとへやってきてキスをした。
サイモンの居場所を追跡装置で追っていたロイは、サイモンが動き出したことに気づく。アジトから出ていく車を見届け、サイモンが乗っている車を特定すると、ジェーンを連れバイクで追いかけた。
ロイの負傷
壮絶な銃撃戦とカーチェイスを繰り広げ、何とかサイモンの乗っていた車に追いつく。フィッツジェラルドはサイモンと引き換えにゼファーをよこせとロイに言った。「やめて」と悲しむサイモンだったが、ロイはゼファーをフィッツジェラルドめがけて投げ、その隙にサイモンを救出。その時、サイモンがうっかり「また作る」と言ってしまい、希少価値を下げないためフィッツジェラルドはサイモンに銃を向ける。すかさずロイがかばった。フィッツジェラルドはゼファーを持ち、用意してあったヘリに乗って逃走。サイモンは一瞬悲しんだものの、ゼファーは熱くなっていた、欠陥品だから新しくまた作り直すと言う。その瞬間、熱が限界に達したゼファーはヘリごと大爆発した。事件は一件落着したように思えたが、ロイがその場に倒れる。サイモンをかばった際に被弾していた。
看護師の正体
その後、病院で治療を受けたロイが目を覚ます。そこにはCIA長官のジョージがいた。もう安全だから安心するよう言い聞かせ、フィッツジェラルドの言葉を信じロイを疑ってしまっていたことを謝罪する。
そしてジューンには事情を話し、ロイの事は諦めるよう諭したと言った。悲しく複雑な表情を浮かべるロイ。ゆっくり休んでと言いジョージ長官が部屋を出ると、入れ替わりで看護師が入ってきた。
渡された薬を飲むロイ。すると即座に睡魔に襲われる。意識が遠のくなか、看護師に扮したジューンの顔を見て驚くもすぐさま眠ってしまった。ジューンはストレッチャーでロイを病院から運び出す。その後、何度かうっすら意識が戻るも、また眠ってを繰り返すロイ。
一緒にいたい
ロイの意識がハッキリした頃、目を開けると車の助手席に乗っていた。辺りを見渡すと浜辺で、こっちに向かってくるジューンの姿が見える。ふと自分の身体に目をやると、服が着替えてあった。
「おはよう」とジューンが声をかけ車に乗ってくる。この服はどうやって着替えさせたのかと聞くロイに、ジューンは「私はペンチとレンチだけで車を組み立てられる女よ?目をつむって服を着替えさせることくらい簡単!まあ、少し見たけど」と、ロイと同じ口調で言い返した。
そして「一緒にいる?一緒にいない?」とこれまたロイと同じ聞き方をすると「一緒にいたい」と言うロイにジューンは笑顔になった。道のりは長いから音楽のDJをお願いとロイに託し、”ケープ・ホーンまであと3796km”と書かれた看板の先へ車を走らせた。その頃、ロイの両親宅にもホープ・ホーン行きのチケットが届いており、また当選したと夫人が喜んでいた。
「ナイト&デイ」総合評価
★4.0
ミッションインポッシブルのソフト版といいますか、コメディ版といいますか、はやりスパイ役をやらせるとバッチリ型にハマるトム・クルーズ!そしてキャメロン・ディアスとの共演なんて音楽界で言うジェイZとビヨンセですね!!いつも余裕があってニコニコしているロイに「あぁ、こんな余裕のある男性ステキ♪」なんて最初は思っていましたが、話が進むに連れ、どれが本当の姿なのか分からなくなるミステリアスさが加わると、一気に不気味な詐欺師のようにも見えて面白かったです。やはりトム・クルーズはハズさないですね~!続編も見たくなるような終わり方も最高でした♪♪